【アディッシュIR:連載/第2回】
こんにちは!IR担当の中村です!
第2回目は「アディッシュの事業モデルと国策の関連性」について、解説していきます。
アディッシュでは「つながりを常によろこびに」というミッションのもと、情報領域で発生する社会課題の解決を目的としています。どんな社会課題と向き合い、事業を推進しているのか、まずはアディッシュの事業モデルの全体像について説明します。
事業モデルの全体像について
アディッシュのサービスは課題別でいいますと
グロース(成長)課題の解決サービス と アダプション(適応)課題の解決サービス
の2つに分けることができます。
グロース(成長)課題の解決サービスに属するのは、
イメージとしては、企業及びプロダクトを成長させるには次に何が必要なのか、最適解を導くための手段を提供することを指します。
アダプション(適応)課題の解決サービスは
"スタートアップが生んだデジタルエコノミーに適応する上での課題を解決"というのは成長する過程で、直面するリスク対策が該当します。
デジタルエコノミーを訳すと「デジタル経済」または「電子経済」でloT(Internet of Things)や5G、AI、ブロックチェーンなどの様々な技術が経済を取り巻いてます。これらを利用して作り上げられたSNSや、WEBサイトという新しい環境の中では、利用していくうちに次から次へと新たな課題が生まれます。ここで生まれた課題を解決していくのが、上記スライドの右側に記載されているアダプションサービスとなります。
カスタマーサポートとカスタマーサクセスの違い
企業様の状況によって様々な内容をご提案させていただく為、一概には言えませんがグロース(成長)課題の解決サービスでは、スタートアップ向けにカスタマーサクセスの初期構築や中長期的なプロジェクトのマネージャーとして常時コンサルティングを行うなど様々な施策を行っております。
よくカスタマーサポートとカスタマーサクセスが混合してしまうケースがありますが、内容は全く異なります。
カスタマーサポートは、お問い合わせをするお客様に対して受け身と考えるとイメージしやすいです。サービスを利用いただいているお客様から「こういうときは、どうすれば良いですか?」と連絡をいただき回答をする、問題となっていることについてご連絡をいただいてから、解決方法をお伝えします。
一方、カスタマーサクセスは根本的な問題を事前に予測しながら、不便なく使えるように働きかけます。一般的には「顧客を成功に導く」と表現されております。そもそも、お客様から連絡をいただくような「問題」や「悩み」を作らないようにプロダクトを設計をすることが、挙げられます。
お客様に求められる前に、こちらから役に立つよう自発的にアプローチしていき、活用速度をあげていただきます。この他にも、前回の記事で解説した主要KPIを出して分析していくこともカスタマーサクセスに含まれます。
アディッシュが2022年3月16日に開示した「事業計画及び成長可能性に関する事項」では、下記のように細分化して説明しております。
では現時点で、アディッシュがカスタマーサポートとカスタマーサクセスを提供しているスタートアップ市場は国策と、どのような関連性があるのでしょうか。最近の情勢について、お話していきます。※公開日時点(2022年10月26日時点)の情報になります。
経済産業省が発表したスタートアップ支援とは
今後の経済成長を加速させるために、スタートアップ企業を投資、及び支援を強化していく「METI Startup Policies ~経済産業省スタートアップ支援策一覧~」が2022年6月に経済産業省から発表されてます。日本では、日を追うごとに様々な業界のスタートアップ企業が誕生し活躍しています。
経済産業省のホームページを見ていくと、スタートアップ支援の施策について概要が記載されてます。
どんな対象や、支援型があるのか公開されている資料を見ながら要約してみました。支援対象は「起業を目指す方」~「レイター」、「事業会社・投資家」「研究機関・大学」「自治体」があります。それに対する様々な支援型は10種類に分けることができます。
スタートアップが拡大していくこと、つまりグロースをすることで日本の経済成長を加速させ、そこから派生する経済波及効果も期待できます。
スタートアップ企業が成長をしていくため、そして自社製品をつくっていく上で重要視されるのは、立ち上がったばかりの商品に「需要のある市場」が存在していること、そしてお客様にサービスを利用していただくために案件自体を獲得する「新規開拓の営業力」になります。
それと同時に、欠かせないのが「カスタマーサクセス」です。お客様が考える何か成し遂げたい目的があるからこそ、導入後にご活用いただけなければ、製品の必要性がなくなります。製品をご利用いただくことはお客様が結果を出すための過程にすぎません。結果的に導入したけれども活用方法が分かりづらいので、使用しないということにならないよう、まずはどんな使い方をするのか、最終的に効率的かつ効果的な方法となるのかを明確にするため、アディッシュでは製品を提供する企業向けに最適な支援をしてまいります。日本の競争力を向上させ、そして更なる挑戦の可能性を広げていきたいと考えます。
今回は、「アディッシュの事業モデルと国策の関連性」について解説していきました。
アディッシュでは、社会課題と向き合い、価値提供を起点に更なる発展をしてまいりたいと考えてます。今後ともよろしくお願いします!
中村
★前回の連載記事はこちら!
アディッシュの決算資料を解説しています。