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【アディッシュ IR通信】2024年12月期 中間期決算ポイント解説~概況、伝えたいポイント~

アディッシュ株式会社(7093)IR担当です。
2024年8月14日に発表した2024年12月期 中間期決算の概況や、伝えたいポイントを解説します。

【資料】
半期報告書
決算短信
決算説明資料


決算概況

  • 前期に発生した人材の積極的な採用等による先行投資や、一部子会社の不採算化、大型案件の一部解約、サービス開始時期の延期などにより収益に影響を受けていたが、2024年12月期は業績回復に向けて、人材先行投資の回収、不採算の課題解消を順次推進中。

  • 連結売上高は中間期として過去最高の17億8,500万円。経常損失は4,600万円で着地。

  • 引き続きカスタマーサクセスサービスを推進するための人材確保を継続して行いながらも、徐々に採算ベースも改善傾向のため、通期業績予想に変更はなし。

  • 成長するための重点施策、BPaaS(※)を開始

※BPaaS(ビーパース:Business Process as a Service)
 BPO(Business Process Outsourcing)とSaaS(Software as a Service)の 
 造語

成長のための投資(主な利益変動要因)

アディッシュは、スタートアップにおけるカスタマーサクセスのトップパートナーになるための成長支援サービスと、成長段階で発生する課題解決のサービスを展開しています。

成長支援サービスであるカスタマーサクセスサービスは、SaaS企業が提供しているサービスを、導入企業(エンドクライアント)が有効活用できるよう導入支援や運用代行、コンサルティング設計などを行います。

カスタマーサクセスサービスは、「人」が提供するものなので、拡大していくためには継続した採用や育成が必要です。売上原価の主な増加要因はここにあります。利益水準を高めるために、成長寄与の小さい投資はコントロールをし、メリハリを効かせながら進めていきます

成長のための施策(連結貸借対照表)

事業を拡大するために借入は定期的におこなっています。
新規の短期借入金5,000万円や長期借入金8,000万円により流動負債、固定負債が増加しました。
また、自己株式の処分1,300万円、親会社株主に帰属する中間期純損失の計上6,300万円により、自己資本比率は31.0%(前年度末は37.1%)となりました。

成長のための施策(重点施策 BPaaSについて)

政府のDX推進や働き方改革推進により、ITインフラの整備やSaaSの活用など、企業のIT投資が堅調に推移していて、インターネット付随サービス業にもさまざまなニーズが生まれています。
アディッシュはさまざまなSaaS企業の成長を支援していますが、SaaS企業は提供するサービスを、導入企業に使い続けてもらうことで収益を得るストック型サービスがほとんどです。売上を増やしていくためには導入企業に解約されない取り組みが必要です。

一方で導入企業は、SaaSの使い方がわからない、SaaSを活用するためのリソースを割けないなどの理由で有効活用ができなくなり解約してしまうケースがあります。

そこで、SaaS企業と導入企業の課題を解決することができるのが、BPaaSだと考えています。
BPaaSは、クラウド上のシステム(SaaS)を提供するだけでなく、業務プロセスそのものも アウトソーシング(BPO)するサービスです。

BPaaSでアディッシュは、さまざまなSaaSに特化したBPOやプロフェッショナルサービスを提供します。プロフェッショナルサービスとは、SaaSが有効活用されるために必要な初期設定や運用代行等のツールに関するサービスと、運用体制の構築支援などのリソースやノウハウに関するサービスのことで、各SaaSにあわせて提供します。

今期、BPaaS開始第1弾として、SaaS企業のクラウドサーカス社、ユニリタ社、パートナープロップ社との提携を発表しました。
各社SaaSのBPaaS化をする支援をしていきます。

BPaaSでのアディッシュの競争優位性

BPaaSでのアディッシュの強みは以下の通りです。

  • 2010年よりカスタマーサポートサービスをスタートし、BPOビジネスの基盤がある

  • カスタマーサクセス人材の常駐で培ったノウハウとシナジーで、各社に応じたBPOやプロフェッショナルサービスの提供が可能

  • 営業・マーケティング・人事・労務など職種特化のSaaSと、建設・物流など業界特化のSaaSの支援実績により、領域を限定せずにBPaaSの実行が可能

  • 独自の教育コンテンツ「カスタマーサクセスプライムラーニング」により、未経験者人材をカスタマーサクセス人材へと育成できる仕組み

  • エンプロイーサクセス部などが、BPaaSに従事する従業員をバックアップできる組織体制

アディッシュは、カスタマーサクセスサービスが提供できるからこそ、多様なBPaaSの提供が可能です。


2024年12月期 中間期の決算内容の全てを説明した代表の江戸による動画を公開していますので、ぜひご覧ください。

決算説明動画
決算説明動画書き起こし資料

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今月もIR noteをご覧いただき、ありがとうございました。
2024年も4か月強となりました。
業績達成へ向けてグループ一丸となって、日々邁進してまいります。
引き続きご支援のほどよろしくお願いいたします。

※本記事は、情報提供のみを目的として作成しています。有価証券の販売の勧誘や購入の勧誘を目的としたものでありませんので、ご留意ください。
※2024年8月15日現在の記事です。
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アディッシュ株式会社 IR担当