自己株式取得のはなし
アディッシュでは、5月26日(金)に自己株式の取得(スキームはToSTNet-3)を実施しました。今回のIR noteでは、自己株式の取得に至った経緯と今後の活用について補足説明をしていきます!
該当資料は下記よりダウンロードしてご覧いただけます。
なぜガイアックスから自己株式を取得したのか
ガイアックスから相談があったとき、様々な方法を検討しました。アディッシュとしては、今後の資本政策を視野にいれたときに、自己株式の取得がより効果的であると考え、今回の自己株式の取得に至りました。
より効果的であると判断した背景としては、私たち自身は、アディッシュを大きく成長させていけると確信をもって事業を推進しており、その観点からすると、現在のアディッシュの時価総額は非常に割安であると捉えています。
長期的には、時価総額を数倍、数十倍にしていきたい、そのポテンシャルはあると考えており、そのため、現在の割安な時期に自己株式を得ることは、将来的な投資価値が高い、そのように判断し、今回の自己株式の取得に至りました。
取得した自己株式の活用
もちろん、自己株式を取得しただけでは、株主のみなさまへの還元や資本効率の改善にはつながりません。
自己株式の活用方法としては、株式報酬、株式交換によるM&Aへの適用などが主に考えられますが、そういった活用によって業績を向上させてはじめて、株主のみなさまへの還元や資本効率の改善につながっていくと考えています。
現時点では自己株式をどのように活用していくかは未定ですが、他の資本政策も組み合わせていきながら株主のみなさまのご期待に応えられるよう検討していきます。
ガイアックスとアディッシュの関係性
アディッシュは、2014年10月にガイアックスからカーブアウトの形で設立されました。設立時は、ガイアックスから事業を承継しています。
元々、これらの事業は、現在のアディッシュの代表取締役である江戸が、ガイアックス在籍時に新規事業として立ち上げたものです。
「SNSの利用がきっかけで性犯罪に巻き込まれる」「ネットいじめで高校生が自殺をする」といったニュースが度重なり、社会的な問題が大きくなり始めている中、社会課題を解決したいという思いから事業化した、という経緯があります。
その後、着実に事業が成長してきたこと、元々ガイアックスが新規事業をカーブアウトさせていくことを復数行なっていたことから、アディッシュも独立し、その後の事業拡大を経て、現在に至ります。
参考に、ガイアックスの会計上の事業セグメントは、ソーシャルメディアサービス事業とインキュベーション事業の2軸で構成されております。(2023年3月時点)インキュベーション事業のグループ外インキュベーションでは、投資先企業の株式を保有し、投資先企業の事業育成や成長支援をしており、アディッシュもここに含まれます。
さいごに
経営環境の変化に対応しながら機動的かつ効果的な資本政策を遂行するために、取得をした自己株式は、事業展開による株主還元をしていく方針です。
今回の自己株式の取得を、株主のみなさまへの還元、また資本効率の向上につなげていけるよう、今後に向けて活用方法を検討していく予定です。