炎上とサイバーカスケード
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炎上とサイバーカスケード

企業にとって炎上は怖い課題です。高い制作費をかけた広告を取りやめる必要がでたり、不買運動につながったり、ブランド毀損や時価総額の減少など、企業経営において無視できない課題となってきています。

そのため炎上を避けるために、リスクを小さくするためには炎上が何故起きるのか、といった背景を知っておくことは重要です。
そこで今回こちらの記事では炎上に関連する「サイバーカスケード」についてご案内します。


サイバーカスケード
皆さん「サイバーカスケード」というワードを耳にはさんだことはありますか?
日本語では集団極性化と言われていまして、同じような考えや思想を持つ人が、SNSなどのネットコミュニティで強力に結びついた結果、閉鎖的で過激なコミュニティを形成する現象のことを指します。

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インターネットが一般化し、様々なSNSが増えたことから、自分が興味のあるコミュニティ、自分と考え方が近しいコミュニティに参加することが非常に容易になりました。インターネットが広がる前はリアルにおける付き合いしかなく、距離の制限があったため、あっても少人数の小さな付き合いであったはずです。しかしインターネットが一般化したことで、同じ考え、興味関心を持った多数の方々と交流することができるようになりました。

そのようなある1つの考え方や思想を持つコミュニティでは、異なる意見が投稿されづらくなります。またそのようなコミュニティには異なった意見を持った方が入ってきづらいため閉鎖的になりやすくなります。結果として閉鎖的になればなるほど、外部の意見がより入りづらくなっていきます。するとより偏りが大きくなっていってしまいます。一方でそのようなインターネット上のコミュニティに参加している人たちは、従来のリアルのコミュニティに比べて人数も多くなりやすく、多くの賛同者がいると認識するようになりがちで、偏りが大きくなっていることを認知しづらくもあるでしょう。

このようなサイバーカスケードに企業が炎上する1つの要因があります。
まず企業はそのような閉鎖的なサイバーカスケードがあることをなかなか認知しづらいのです。そのため、あるサイバーカスケードの考え方・思想と反した情報を発信してしまうことで、サイバーカスケードにある方々から批判の声をあげられることとなります。またその批判の声はサイバーカスケードであるがゆえに、熾烈なものとなりがちです。

では、どうやったら回避できるのでしょうか。
それはサイバーカスケードでテーマとなりやすい内容をさけるということでしょう。炎上の研究で著名な山口さんの本「炎上とクチコミの経済学」の中では炎上しやすいセンシティブな話題として下記があげられています。

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このあたりは炎上をしていることが多いイメージを持たれているのではないでしょうか。企業は情報を発信する前に、上記に触れていないかよくよく確認し、また上記に触れるようであれば炎上するリスクがあることを理解した上で発信しましょう。

また私達自身もいつの間にかしらずしらずのうちにサイバーカスケードに取り込まれているのかもしれません。様々な意見や考え方が世の中にはあることを理解し、相容れない意見や考え方が発信されていた際も、過激な誹謗中傷には走らず対話を心がけることで、よりよい世の中となっていったらなと願っています。


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