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ブランドが毀損する!SNS公式アカウントのなりすまし問題

いま企業から様々なご相談を受ける中で「SNSでの企業公式アカウントのなりすまし」という問題が増えてきています。企業のロゴや企業名を本物と同じようにつくり、そちらのアカウントを利用して発信をされてしまう、という問題です。

ではいったい、なりすましアカウントがどんな問題を起こしてしまうのでしょうか。

なりすましアカウントとは

SNS上において、企業の公式アカウントにそっくりに作成された、偽アカウントのことをなりすましアカウントといいます。プロフィールの説明文や画像が同じなので、パッと見た限りでは見分けが付きません。よくよく見ると、アカウント名が少し異なっていたりURLが異なっていたりします。

ピーチジョンさんの例
 公式 @peachjohn_official
 なりすましアカウント @peachjhon_official_gift

公式SNSをやっていなくても問題になる

SNSにて公式アカウントをもっていないから大丈夫、というわけではありません。その企業が作ったかのようにアカウントのプロフィールが作られてしまえば、むしろ公式アカウントが無いがゆえに、なりすましアカウントを本物だと認識しかねません

ユーザーは見分けるのが難しい

あからさまに悪意を持ったような投稿であれば、それを見た人は「企業の公式アカウントがそんな投稿をするわけがない」など判断できますが、それっぽい投稿をされてしまうとなかなか判別がつきづらいのです。プロフィールをしっかり見ることで判別できるケースも有るかと思いますが、「SNSユーザーがシェアなどで流れてきた投稿を逐一、怪しいと思いながら見る」というのはなかなか難しく、ユーザー側に対応してもらうのは限度があります。

どんな問題が発生してしまうのか

1.キャンペーン等の応募による個人情報の取得
一番問題のあるのがこちらです。Twitter上でキャンペーンなどを告知し、フォームなどに誘導し個人情報を取得してしまうようなものです。特にクレジットカード登録を含むものだったりすると非常に大きな問題となります。著名な企業に対してなのでついつい安心して応募したつもりが、騙されてしまっていた、といったことが発生してしまうのです。

2.企業にとって好ましくない投稿
なりすましはある程度、著名な企業を対象に行われます。そのような企業はブランドがあり、そのブランドの方向性と異なった投稿をされてしまうとブランド毀損してしまいます。


どのような対策をすべきなのか

1.公式マークの取得
もし公式アカウントを運用しているようであれば、公式マークの認証の申請しましょう。ただし、必ずしも申請が通るというわけではありませんので、その点はご注意ください。

Twitter
2021年1月20日より公式マークの認証プログラムを再開するとされていますが、現時点(2021/4/14)ではまだ保留されています。

認証済みアカウントについて https://help.twitter.com/ja/managing-your-account/about-twitter-verified-accounts

Instagram
認証バッジ | Instagramヘルプセンター https://www.facebook.com/help/instagram/854227311295302


2.報告する
運営企業に報告をしましょう。

Instagramアプリから

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なりすましアカウント選択画面において右上の「・・・」を押し
「報告」→「アカウントを報告」→「なりしますアカウントである」
と選択していきます。

Instagramフォームから

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https://www.facebook.com/help/instagram/446663175382270
フォームよりフローに沿って記入して報告をしてください。


Twitterアプリから

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なりすましアカウントの右上の「・・・」を押し
「報告」→「私や他の利用者のなりすましをしている」を選択します。

Twitterフォームから

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https://help.twitter.com/ja/forms/authenticity/impersonation
フローに沿って入力していってください。
対象のなりすましアカウントを記載ししたり、会社情報などを入力していきます。

3.注意喚起を促す
自社のサイト等において、なりすましアカウントが発生している旨を告知し、注意喚起を促しましょう。また自社の顧客等でメールアドレスがわかっているようであれば、メールでお伝えもすべきでしょう。


4.なりすましアカウントを見つける
今はなくても、いつ、なりすましアカウントがでてくるかわかりません。日々、そのようななりすましアカウントがでてきていないかチェックをし、出てきた際には直ぐに対応できるようにしましょう。アディッシュではなりすましアカウントを発見する取り組みをしていますので、気になる方はご相談ください。

インターネットモニタリングのアディッシュ
https://monitor.adish.co.jp/

まとめ

現時点ではこのようにお客様に騙されないように促すことや削除依頼などをするしか手段がありません。根絶は非常に難しい問題ではありますが、お客様が騙されないよう、やれるかぎりのことは対応していく必要があるのではないでしょうか。


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