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【アディッシュ IR通信】2024年12月期 第1四半期決算ポイント解説

アディッシュ株式会社(7093)IR担当です。
2024年5月14日に発表しました2024年12月期 第1四半期決算について、業績ハイライト、連結業績予想、成長戦略を解説していきます。


2024年12月期 第1四半期 業績ハイライト

2024年12月期 第1四半期 決算サマリー

2024年12月期 第1四半期の連結売上高は、第1四半期としては過去最高の8億8,000万円に着地しました。一方、前期から継続している人材の積極的な採用等による先行投資により営業損失3,200万円、経常損失3,300万円、親会社株主に帰属する四半期純損失は4,200万円となりました。

前期に発生した課題として、市況の悪化による大型案件の一部解約や案件開始の延期、システム投資の増加、一部子会社の不採算化がありました。改善に向けて様々な施策に取り組むことで課題解消を推進しており、今期後半に向けて目標達成を果たすべく邁進していきます。

連結売上高の四半期推移

2024年12月期 第1四半期は、四半期としては過去最高の8億8,000万円を更新することができました。第2四半期以降も、四半期ベースで過去最高を更新できるよう推進していきます。

主な利益変動要因(通期)

2024年12月期 第1四半期の経常損失は、3,300万円で着地しました。
主な要因は、投資や人員確保を継続して行う一方、前期に発生した課題の解消が進み、人件費、採用費、賃借料などの諸経費が抑えられたことで、前年同四半期と比較して赤字幅は縮小しました。
成長への寄与の小さい投資は抑え、利益水準を高められる投資を継続的に行っていきます。

連結貸借対照表

2024年12月期第1四半期の流動資産は9億6,700万円となり、前年度末に比べ5,100万円減少しました。これは主に四半期純損失の計上と法人税等、消費税等の納付による減少です。
純資産は3億9,900万円となり、前年度末と比較して4,000万円減少となりました。これは主に四半期純損失の計上による減少です。この結果、自己資本比率は35.4%(前年度末は37.1%)となりました。

主要KPI

アディッシュはストック型ビジネス、つまり継続的な売上が主となるため、ストック収益などをKPIに設定しています。
2024年12月期第1四半期のストック収益は8億6,000万円、ストック収益率は98.3%と、高い水準を維持しています。
月次解約率は1%台を保持、顧客企業が成長するにつれ、アディッシュの支援による価値提供や信頼関係の構築などを表す指標とも言えます。

2024年12月期 連結業績予想

2024年12月期の売上高は39億5,600万円(前期比増減率+ 12.4%)、経常利益3,600万円(前期は1億7,200万円の経常損失)を見込んでいます。

国策である「スタートアップ育成5か年計画」(2022年発表)の中で、1.5兆円の事業規模となる投資を行うと発表しており、国内・海外ともにスタートアップ市場は継続的な成長が見込まれる市場です。また前期発生した課題の解消が進んでいることから、第2四半期以降、売上・利益は上向いていくと想定しています。

成長戦略

市場背景

アディッシュは、デジタルエコノミー特化のカスタマーサクセスソリューションプロバイダーであり、「スタートアップにおけるカスタマーサクセス支援のトップパートナー」を目指し、事業を推進しています。

「カスタマーサクセス」とは、サービスや商品を利用されている消費者に対して、企業側から消費者へ能動的に働きかけ「顧客の成功体験を最大化」する取り組みです。

消費者動向や企業動向が変化しています。
消費者の価値観が「モノ」消費から、体験などをはじめとする「コト」消費へ変化し、購入しないで利用するサブスクリプション(継続・定額)型のサービスを提供する企業が多くなっており、企業は消費者との関係を「継続」していこうとする考え方が広まってきています。これがカスタマーサクセス重要性の高まりです。

カスタマーサクセスで、アディッシュが企業へ実施していることは大きく3つあります。

  • 企業のサービスや商品に関心がある/利用している顧客へ「利用の拡大」につながる支援

  • サービスを継続利用してもらえるよう顧客へ能動的に働きかけ、満足度向上に関わる支援

  • 顧客が望む状態を察知し、継続的にサービスが利用されている状態を保持する支援

企業毎に施策アイディアを出しながら、顧客企業と共に進めています。

成長ドライバー

アディッシュは、コンサルティングや常駐といった形で携わることで、企業の成長に伴いアディッシュも成長していく収益モデルです。

  • 同じサービスの「量」が増えることによる月次収益の増加=アップセル

  • 別の「種類」のサービスを利用してもらうことによる月次収益の増加=クロスセル

この収益モデルは、顧客層の拡大とかけあわせることで、成長が加速していきます。

アディッシュは2024年10月に設立10周年を迎えます。
当初の顧客層はソーシャルメディア・ゲーム領域が中心でした。その後、Fintech、SaaS、MaaSなどに領域が広がり、現在はスタートアップの成長支援を中心にしているため、建設系や食品系にも顧客層が広がっています。

「顧客層の拡大」と「1顧客からのアップセル・クロスセルによる売上収益増加」により、ストック型サービス売上が継続され、アディッシュが成長し続けられるビジネスモデルとなっています。

以上、2024年12月期 第1四半期決算の業績ハイライト、連結業績予想、成長戦略をお話しました。

より詳しい内容は、関連資料をご覧いただきますようお願いいたします。

【関連資料】
・四半期報告書はこちら
・決算短信はこちら
・決算説明資料はこちら
・代表の江戸による決算説明動画はこちら
・決算説明動画書き起こし資料はこちら

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※本記事は、情報提供のみを目的として作成しています。有価証券の販売の勧誘や購入の勧誘を目的としたものでありませんので、ご留意ください。
※2024年5月15日現在の記事です。
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アディッシュ株式会社 IR担当