アディッシュプラスとMaaSのはなし
こんにちは!
アディッシュ(証券コード:7093)のIR担当の中村です!
今回のnoteは、当社の子会社:アディッシュプラス株式会社(以下、アディッシュプラス)でカスタマーサポートをしている「MaaS」について解説をしていきます。アディッシュプラスではMaaS領域で発生するカスタマーサポート業務を、設計から運用まで支援・代行しております。
MaaS(マース)とは
「Mobility as a Service」の頭文字を取り、「MaaS(マース)」と呼ばれています。MaaSとはICT(Information and Communication Technology:情報通信技術)やAI(Artificial Intelligence:人工知能)を活用しており、スマートフォンアプリで公共交通機関の事前予約や支払いを行いながら、快適な移動ができます。
MaaSは大きく分けて5種類あり、国土交通省が公表している資料には、
「大都型」「大都市近郊型」「観光地型」「地方都市型」「地方郊外・過疎地型」とそれぞれの特性に合わせた課題に対する施策を推進されています。
いつ、ユーザーに使われるのでしょう?
MaaSは、観光やテーマパーク、日常生活の中では病院や役所などに向かうための様々な「移動」に関係しています。地方や都市問わず使用されており、どんなケースがあるのか紹介していきます。
①観光地での使い方
土地勘のない場所で、移動手段をインターネットで検索しながら電車やバスの乗り継ぎを探すのは時間や労力がかかり、非効率です。
MaaSは、アプリ上で観光地周辺の移動手段を最短ルートでまとめて案内されており、利用者にとって調べる労力は少なく効率的に移動することができます。交通手段だけではなくテーマパーク施設の入館料、試合会場の入退場もアプリで事前決済を行い、入館証として発行したQRコードを用いて会場までの移動を一括で利用される方もおります。
といった内容が寄せられるため、現場にいるお客様から可能な限りの情報をヒアリングしながらチーム内の連携を行い、電話で迅速な対応ができるようにサポートしています。チームでは入電のモニタリングをしながらチャットで指示を出したり、1件のお問い合わせで2〜3人が同時に動くこともあります。
②自宅からデマンドバス(相乗りバス)を経由して地域の病院に行く場合
タクシーやバスの輸送人材が減少している中、地方は更に運行本数が減る一方で、住民の高齢化や交通手段の未整備があることから、デマンドバスを運営している地域があります。デマンドバスとは、相乗りバスであり停車駅は予め決まっているので、利用者はMaaSアプリで事前予約を行い、出発場所と降車場所を設定してバスに乗ることができます。
ユーザーからのお問い合わせだけではなく、デマンドバスを運営している事業者からもお問い合わせが発生するので、両者のカスタマーサポート対応をしています。対応内容は、事前に協議して進めております。
直近の国内動向
直近の国内のMaaS動向について、「MaaS」は主に観光地や地方で移動の利便性向上として日本で取り組まれており、具体的には、実証実験への支援、交通事業者のキャッシュレス化や交通情報のデータ化などを進めております。
国土交通省は、関係府省庁と連携したり、地方公共団体や企業等が幅広く参加するスマートモビリティチャレンジ推進協議会を立ち上げながら取り組みを強化しているそうです。
米国や中国でも、MaaS関連のサービスが拡大しており、従来と比較をすると利便性が高く移動コストが下がり、需要市場が大きいと推測されていることから、拡大の余地がある市場として注目されています。その他にもスマートシティ構想の実現やモビリティサービスを新技術により開発に取り組まれている企業もあります。
アディッシュプラスがサポートしていること
フィンテック、ゲーム、シェアリングエコノミー等を含めた、サービスのカスタマーサポートを行い、多数の業種業界で培った知見をもとにMaaS領域のカスタマーサポートを支援しております。MaaS関連サービスとの連携を行いながら、カスタマーサポート以外でも不正決済対策、本人確認(eKYC)、SNS運用などの領域も支援しています。
さいごに
今回は、市場で大きな成長が期待されるMaaSについて解説していきました。最近ではMaaSサービスを見かける機会が多くなり実際に体験してみると利便性・新鮮さを感じ、着実に市場が拡大していると実感します。今後もMaaS領域に注力し、公共交通の利用促進や交通の混雑緩和などの解決、データ分析によるエコシステムの構築を推進しながら、社会貢献を目指すスタートアップ企業をアディッシュは支援していきます。
ありがとうございました!